2010/5



ジャマライブ(JAZZ&MAGIC)
◎5/31(月) 三軒茶屋 オブサンズ
  ADULT ONLY

●第二回オブサンズ寄席
◎6/9(水)
出演:三遊亭好の助、神田あおい、ボナ植木
木戸銭:¥2000 19:30開演

〜終演後、別料金で飲食することもできます。

予約が必要です。



●先日の森下文化センターでのオブサンズジャズオーケストラのライブが3曲だけYoutubeで見られます。
ヘッドフォンでお楽しみください。

ここをクリック→(スイングしなけりゃ意味がない)
        →(チュニジアの夜)
        →(言いだしかねて)

--------------------------------------------2010/5/28
i Padが発売になったという。

アイフォンも使ってないから買う予定はないけど、電子ブック化が進むとマジックのブックテストができなくなるな。

「お客さん、i Pad電子書架の中から好きな本を選んで好きなページの好きな文字をおぼえてください――わかりました。それは『愛』ですね!」
「うーん、すごいのかどうかわからんなあ。。。。電子ブックだから何か電波で教えられるんじゃないの?」

なんていわれそうだな。

i Padの問題は厚みだな、うたたね用の枕にする時、i Padを10台くらい買わなきゃならない。

あと、お年寄りは電子ブックのページをめくるときも指につばつけるのかな。。。。きったねー画面になるな。



明後日は三茶のオブサンズでのジャマライブです。まだ席はあいていますのでぜひお越しください。エスパー熊五郎にも会えますよ。

↓写真はそのオブサンズでロケをした時の写真。ドラマーはなんとトリックでお馴染みの監督、堤幸彦さん。
 Photo by M.C.
立ち会った私が監督みたいに見える。。。
このドラマはWOWOWで放送されるそうです。





ちょっとしたマジック関係者向けの長文を書きました。
タイトルは『出でよ!マジックの印象派! 出でよ!キュビズムマジシャン!』です。
勢いで書いたため推敲はしていないので話しがまとまってませんが、興味のある方はどうぞ。

★駄文

--------------------------------------------2010/5/26
私のPCはウインドウズだ。だから当然、セキュリティソフトが入っている。
ちょっと前にノートン360というのを使っていたのだが、今回それがバージョン4になったら、自動的に更新してくれた。

これがおせっかいなくらい?(これはいい意味で)ポップアップで情報を教えてくれる。

先日、ダウンロードしたとあるソフトを開いたら『このソフトはパソコン内で悪さをしています』(実際はそんな文章ではないが)と出てきた。

さらに『削除したほうがいいよ〜』(くどいようだが実際の文章ではない)と出てきたので、削除した。

またインターネットサイトでも怪しいのは『このサイト危ないでっせ!』(上と同じ注)と教えてくれる。

しかもPCをつけたまましばらく使っていないと、バックグラウンドでいろいろ夜回り?しているらしい。

なんと親切なセキュリティだ、とは思ったが、インターネットの世界はそれほど悪意に満ちている世界でもあり、危険の中にあると思っていいだろうね。残念だけど。。。

あ、このソフト、合計3台までのPCなら使えるとのことです。(宣伝ではありません)
しかもノートンさんにバックアップをあずけることができるらしい。私はしてないけど。




昨日はジャマライブ。ありがとうございました。
いろいろあってライブはおもしろくて楽しいなあ。

↓写真はジャマライブ初登場の私の相棒――名前はエスパー熊五郎といいます。
 エスパー熊五郎は左ですよ。

ジャズも歌えるし、超能力もできるんですよ。
私より熊五郎を写真に撮るひとが多かったな。。。。

そのエスパー熊五郎に会いたい方は、来週月曜日の三茶のオブサンズにお越しください。よろしくね〜。
--------------------------------------------2010/5/24
安全地帯の○置浩二さんはもてるなあ〜。
うらやましい――でも女性にとって、ある意味、安全地帯は危険地帯だな。

それはともかくあの瀕死の小惑星探査機はやぶさ君がいよいよ最終軌道に入るためのロケットを噴射した。
およそ100時間噴射し続けて軌道に入るという。
4基のエンジンのうち3基は壊れたが、今回の噴射には壊れたうちの2基を使えるところだけつないで、噴射したらしい。正常な1基は大事にとっておくらしい。

うまくいけば帰還が早まる。

ということははやぶさ君にとっては死期が早まる、というなんとも皮肉なことだが……。




先日のソロの仕事で、クライアントの要望で観客全員とスプーン曲げをやってくださいとのことで、初めて集団でやってみました。

用意したスプーンは100本。

観客と一緒にスプーン曲げをするのは古くはユリゲラーと今はミスターマリックさんがやっている。

ともに超能力があるかのように、つまり人間にはそういうパワーというか気があるというようなスタンスでやっている。

だから私の場合はそのような演出ではできないので「誰でもできるスプーン曲げ種明かし講座」にしてみた。

つまり「これはトリックですからその方法を教えます。みなさんはそれを学んで他の人に見せてください」というコンセプトだ。

といって教えながらやって、いざお客さん本人が曲げると、『え、なんで曲がるんだ?』と自分自身で驚いていた。

また、出来なかったか弱い女性を舞台にあげて、実践させると、本人もビックリするというのが、面白かったなあ。

集団スプーン曲げも私のレパートリーに入れることにしました。





↓写真は雨雲に埋まるスカイツリー。


雨空に一句――『野良猫も つゆ時だけは 濡れ鼠』




明日は、なあーじゅのジャマライブ。ボナ植木の生マジックと生歌?を体験したい方はぜひ!
あと少しなら席がありますよ。

--------------------------------------------2010/5/20
今日は久しぶりのカイロだ。先生がアメリカに研修にいっていたのでひと月以上あいだがあいてしまった。
人体解剖をしてきたらしい。

先生がいない間、なんだか忙しかったので身体がたがた。

先生はアメリカで毎朝ホテルのジムにいって身体を鍛えてきたらしい。すごいな。




昨日も今日も酒抜いた。

やはり酒を飲まないとぐっすり眠れる。

ナイトキャップといってちょっとのむのはいいかもしれない。
しかし飲兵衛の私は、それが呼び水(酒?)になってナイトキャップからナイトバケツ、そしてナイトタライ、さらにナイトバスタブになって酒に溺れそうになるから、飲まないときは飲まないのがいい。

↓写真はとある方からいただいたワインオープナー。このオープナーはどのくらいの大きさのワインボトルをあけるのに丁度いいか、おわかりですか?


答えはMサイズ・ボトル  ――→ネズミだけに中(チュウ)――ああ、くだらん!




近所の菱沼さんがサイフかわりにビルクリップを使うのを見て私も使いだしてから早数年。

サイフと違ってスリにすられにくいし、ポケットも分厚くならない。
しかし普通のビルクリップだと、運転免許証やらクレジットカードやスイカもあるのでお札の量によってはクリップで挟めなくなることがある。


そこで、調べてみたら理想的なのがありました! 金属製で値段も2500円くらい。
  
日本円のお札は三つ折りにすると小さくなり、支払いも必要な分だけ抜いていきます。(この挟み方は私の考案)
大きいクリップのところには領収書も挟めます。

裏側はカードなどが5−6枚入ります。

アマゾンで買いました。




あ、あした21日はNHKの金曜バラエティー。昼12:20からです。

そして夜は金融関係のパーティで、私のソロのお仕事。
れんちゃんは疲れる。カイロに行っておいてよかった。
--------------------------------------------2010/5/17
先日、夜遅く地下鉄での帰り、車内で突然女性が「きゃーっ」と叫んだ。

痴漢かと思った私がその声のする方を見ると、床に倒れた男の人が痙攣をしていた。
そばにいた私は駆け寄って、痙攣が治まるまで「大丈夫ですか?」と身体をさすって何度も声を掛け続けた。

本当は舌を噛まないように口に何かをくわえさせなければいけないということは知っていた。

ハンカチは持っていたが、突っ込むものがなかった。よく聞くのは割り箸にハンカチを巻いて口に入れるというのがある。

指は絶対に入れてはいけないとも分かっていた。痙攣時の歯の噛む力は相当なものだというのを何かで聞いたことがある。マジシャンだったのがうらめしい。ご本人には申し訳ないことをしたが。

――痙攣はしばらくして治まったがやはり口から血がでていた。

女性客のひとりがそばにあったインターフィンで車掌にしらせた。次の駅で車椅子がきた。

私はその人を介護するように腰のベルトをつかんで車椅子に乗せてあげた。

この歳になると無意識でなんでもしてしまうんだなと、後から思った。

しかし、救急処置ってやはり訓練が必要だとも感じた。
あのAEDだって急にやれといわれたら出来ないだろうなあ。

不幸なことにその車両には看護士もお医者さんもいなかった。ああ、酔いが醒めたよ。

そうそう、そばにいた強面の男性(どういう風体かは書かない)が、
ティッシュでその人の口の血をふいていたなあ、、、、人は見かけによらないもんだ。(あ、失礼)


とにかくなんにつけても、さまざまな訓練はすべし――だな。
--------------------------------------------2010/5/14
地方にいった時のお土産は、封筒に入る軽くて薄いものがいいと、先日冗談で書いたら、お叱りを受けた。

人の行為を無にするとは何事だ、というのだ。

まさにその通りだと反省。
これからは一升瓶でも一斗樽でも米俵でも持って帰れるように体力つけるように頑張ります。

また、それに関して、とある方からこんなメールも来た。

――『では封筒に入れた熱烈なラブレターを差し上げます』と。

私はそれでしっかり充分うれしいですよ。




歯の大規模修理のシーズン4が始まった。惹句・歯宇輪ーも虫歯には勝てないのだ。




ラスベガスのスターマジシャン、ランス・バートンのショーがこの九月で終わる。
彼がベガスで働いていた期間はおよそ28年。

現在のモンテカルロ・ホテル以前にショーをしていたハッシェンダーやトロピカーナでのランスも見に行ったことがあった。もちろん鳩部屋つきの彼の家にもいった。

――ひとつの時代が終わった感じがするな。。。。

あ、待てよ。そう悲観することもないな。
長期のショーをやらないのなら、銀座小劇場のボナ・ペティ!★ライブに呼べるじゃん!!




↓下町はスカイツリーに話題を押されぎみだが、隅田川のほとりの泡だつビールビルウン●ビルはいまだ健在だ。

柏に仕事に行く途中の高速から撮影。
--------------------------------------------2010/5/12
今月はテレビ撮りやら地方での仕事が多いね。

贅沢いってはいけないが、一言いわせてもらうと、日程的に分散してほしいよね〜体力的には。

あと、お土産。
いただくのはうれしいけど、お菓子やお酒などかさばって重いものを持ってきてくれる。
我々はマジシャンだからただでさえ荷物が多いんだよね。
もっともテレビで我々の演技を見ているととうてい大荷物があるとは思えないから仕方ないか。。。。

本音をいうとお土産は封筒に入った薄くて軽いものが理想です(なんだろうなあ?、よくわからないけどなあ〜)。

でもお心遣いには感謝していますよ。

あ、そうだ、昨日の岐阜のショーには、あの世界のドクター沢ご夫妻がわざわざ見にいらしてくださいました。
ありがとうございました。またコンベンションなどでお会いしましょうね。



キムタクの新ドラマの原作が、なんと先日紹介した道尾秀介さんだそうです。旬の作家だったんだね。
見なかったけどね……。



先日はとある方の誕生パーティでマジックを披露。場所は藤村俊二さんのワインバーのオヒョイズ。
お客様にはタレントさんが多かったので、うけがよかったです。

その日のメインホストの方の年齢が40歳だったので、そこで出してくれたワインが1970年もの。
とても美味しいワインでしたよ。

ソムリエに言わせますと、古ければすべて美味しいのかというとそうではないらしい。

人間も同じですなあ〜。
ちなみにその日のメインホストの方は美味しく?歳をとられてましたよ。

しかし、うまく歳をとるのは難しい。。。

--------------------------------------------2010/5/7
子供の日の名古屋の仕事の帰り、先方の手違いで新幹線が各停のこだまになった。

みどりの窓口にいったが、やはり満席だ。

でもホームで入ってくるのぞみのグリーン車を外からのぞき見ると、9号車の1のABは空いている。
名古屋の次は新横浜だからそこから乗ってくる人はいないはず。

やはり窓口のコンピュータには出ないけど、予備で空いているんだね。
鳩山首相が急に『乗りたい』というかもしれないからね。

志の輔師匠の『みどりの窓口』という新作落語にもそのくだりがあって面白いよ。




知り合いの人が立川志らくの独演会にいったら、談志師匠が裏口ではなく前から現れた。
みんな殺到して写真を撮ったそうだ。それが下の写真。
貴重な生談志映像だ。






近所の飲み屋のママが誕生日だったので花を贈った。綺麗な花束でしょ?お年を召しているが元気な方なので真ん中に向日葵をおいてくれた。花やさんはセンスが命だね。





明日は山形へ向かうよ。。。
--------------------------------------------2010/5/1
……ああ、もう五月かい……。

さて4月はなんと5勝! 結構、酒抜いたし、量もへらしたよ。

月末はオブサンズライブのあと、名古屋、岐阜への旅。新幹線は疲れるね〜。





道尾秀介という作家がいる。

最初に読んだのが『向日葵の咲かない夏』――これは私にとっては面白かったが、どうやら人によっては受け付けない人もいるようだ。
次に読んだのは『カラスの親指』。これはエンターテイメントだ。
巻末の参考資料にゆうきともさんの「人はなぜ簡単に騙されるのか」をあげていましたね。

今読んでいるのが『光媒の花』――これはじっくり読んでいます。
道尾さんは実に文章がうまくて綺麗でセンスがいい。

じっくり味わって読むべき作家でしょうね。大事に丁寧に読んでいますよ。

小説というのは頭の中のイリュージョン――だから文章から、さらに自分なりの想像を働かせて読むとかなり楽しめるね。





うちの実家は商売をしていた。
下町の商売屋だから、社長の父は店のものから『旦那』と呼ばれていたし、古株の社員のITOさんは近所の他のお店の人たちから『植木さんちの番頭』さんと呼ばれていた。

今思えば落語にでてくる江戸時代の商人と同じだったな。

その番頭さんはおととしの春に亡くなってしまったが、なぜか最近その人の口癖を思い出す。
それはこんなフレーズだ。

――『うーん、どうしたら喜んでもらえるんだ? いったい……』

たとえばお客様から、本が一杯入るような棚をつくってくれ、などと要望があると、無意識にその言葉を発しながらカタログを見たりしてつぶやいていたな。

あるいは『金庫の具合が悪いんだけど』――などと投げかけられると、具合を見ながらその言葉をつぶやく。

いつも考える時にそのフレーズを呟くのが癖だった。

しかしこの言葉、実に素敵な言葉ではないか。
商売人の番頭さんは常にお客様に喜んでもらいたいと考えているということだ。

ひるがえって、私の今の仕事にもこの精神は重要だということだ。

『うーん、(お客さんに)どうしたら喜んでもらえるんだ? いったい……』

なんと素敵なフレーズではないか。
――その言葉は、子供の頃から私の脳に刷り込まれていたというわけだ。だからマジックをするときにはいつもそれが無意識の根底にある、と思う。

番頭さんに感謝。






♪涙の数だけ強くなれるよ〜アスファルトに咲く、花のように〜♪ by岡本真夜
 ロケ地、近所の路上。





先日のボナ・ペティ!★ライブ8のレポートが名古屋在住の奇術研究家、翻訳家の角矢さんのブログにありますよ。