2009/8



--------------------------------------------2009/8/30
スキーのトニーザイラーさんが亡くなった。子供の頃、家に彼の映画の主題歌『白銀は招くよ』のレコードがあってよく聞いていたなあ。もちろん45回転のドーナツ盤だ。73歳じゃあ若いなあ。。。。




先日のジャマライブは夏枯れ?でお客様が少なかった――しかしその分、普段とは違う演出でわきあいあいと贅沢な時間を私もお客様も共有できて面白かったです。たまにはこんなライブもあっていいかなと思いましたよ。




国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人衛星の制御部分は日本の企業が作っているという。
秒速8キロで飛んでいるものに、無人の物資衛星がそれ相当のスピードで近づくのだ。

しかも全自動だという。――洗濯機の技術とは違うと思うが、メーカーはそれも作っている。

感心したのは、同じ軌道上で近づくのが楽だと思うのだが、より難しい下からアプローチしドッキングするという。

もちろん、これは事故が起きないようにするためなのだが、そういうアイデアはどうやって出してくるのだろうか?
人間の英知には、感心するなあ。

マジックにも生かしたい。。。。






とあるプロジェクトのために京都に出張。
打ち合わせのあと、食事。
京料理の店、「あと村」というところにいく。

↓その日のお勧めの刺身のサンマをいただく。

うんまい〜!

↓ズイキの酢の物。
 爽やかでうまーーい!


↓さらに、ハモとハモの炙り。うんまああ〜い!
香ばしいぞ〜!

↓さらにハモスティックと餃子。


他にも盛りだくさん。

――旨かったなあ。。。。。あれ? 何しに京都にいったんだろう。

--------------------------------------------2009/8/26
MOMにご来場してくださったお客様ありがとうございました。

いやー、なにやら最近、忙しく活動してます。
キャンペーンCM撮影やテレビの打ち合わせ、個人的な仕事と続いています。

なんだか世の中の景気が少しずつ上向きなのかなあ、とほんの少しだけ感じている今日この頃です。


車で靖国通りを走っていると、黄色いナンバーでカーキ色の右翼の軽車両の街宣車がいました。後ろには日の丸、窓は網がはってあって屋根にはスピーカー、しかし音楽もださずに、とことこ走っていました。

横には皇居に向かって敬礼、とか、月月火水木金金、ほしがりません勝つまでは、とペイントされてました。

このお茶目な街宣車はいったい何だ?と横を過ぎると「鳥肌翼賛会」と書いてありました。
右翼芸人の鳥肌実の車だったというわけ。

ネットでその写真みつけましたよ。

我が家にもなぜか鳥肌ハンカチや鳥肌実のポスターがあります(汗)。





↓とあるところでこんなお洒落なレストラン発見。営業中の文字。ウエイトレスがクロネコの格好をしている?


――ウソです。宅急便の事務所です。





あしたは三軒茶屋オブサンズのジャマライブです。
まだこのライブをご覧になったことがない方はぜひ騙されたと思ってお越し下さい。あ、マジックですから騙されるのですが……。


週末は京都に出張、そして翌日帰京して、とあるところでレクチャーがあります。なにやら忙しいなあ。。。。
--------------------------------------------2009/8/20
ごぶさたしてます。

UGM コンベンションはとても刺激的でなおかつ楽しく、そして勉強になりました。
やはりコンベンションはマジシャンにとってのビタミン剤といえますね。毎日4時間くらいの睡眠ですからまさにナポレオン並でした。

結局、帰京したのが月曜日、いろいろ片付けやら昨日のライブの仕度で更新できませんでした。

で、昨日のライブも新しいお客さまが多くて、これまた大いに勉強になりましたね。

芸の道は何歳になっても進んで行かなくてはいけないものだし、ゴールのない旅でもあります。

もっともリタイアすればそこで終わりになりますが、いまだ歩き続けているその道には自分を駆り立てる何かがあるんでしょうね。。。
一体、どこへ向かっていけば、納得する旅の終わりがあるんだろうか?
それともやはり終わりのない旅なんだろうか?

自転車と同じですね、止まると倒れる――それが芸の道を進んでいる自分の運命かもしれない。

つまり、自分の終わりが旅の終わりということだなあ。。。。まだ歩くつもりだけど……。




↓写真はドレスデン大会のグランドチャンピオンのロシアのネチポレンコ夫妻。実に不思議な芸だ。
(白いヒゲのおやじはネチポレンコではありません)

↓彼は今回の北京大会のグランドチャンピオンのハンガリーのソーマ。若干23歳。
携帯電話の出現マジックが得意。突然、携帯電話がでてきたので困惑顔のボナです。




↓帰京した東京駅になんとドクターイエローが止まってました。写真はコックピット。
疲れた私を診てもらいたい。。。。。
--------------------------------------------2009/8/13
すいません。帰ってきてから更新と思ったのですが、仕度が早くできたので寝る前に書いておきます。

しかし東名の復旧作業は早いなあ。これぞ日本の力だと思うよ。誇るべきだ。
なにも中日本高速道路の社長が「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝る必要はないのだ。こういうのも日本的だね。
本来は地震自信(?)が「おらが揺らしてすまん」というのが筋だろう。これも日本人の日本人たるいいところ。

それでも「もっと早くしろ!」というバカがいるに決まってる。そんなヤツは日本からでていってもらいたい。
自分のことだけを考えずに人のことも気遣うのが日本人――というより人の道だろう。この人の道は時々崩落することもあるが、自分で頑張って立て直して、歩んでいくのが人のさだめ。なんか抽象的になってきたのでこの話しはおしまい。



先日、電車に乗ったら小学1年くらいの男の子ふたりが電車の中を駆け回っていた。その母親らしきふたりは座って世間話しをしていて我感せず。
次の駅についても騒いでいた子供に、向かいに座っていたおじさんが「うるさいぞ!」と一喝。きっと前からずっと騒いでいたんだろうな。

子供二人はぴたりと動きがとまり母親の所に抱きついた。顔は恐怖におののき泣きそうな顔になっていた。
アホな母親は恥ずかしいだろう、ざまあみろ。りっぱな人もいればアホな人もいる。

なぜお前が注意しなかったのか?って、二駅で降りちゃったからね。もちろん五駅くらいあったら率先して注意してましたよ。




↓とあるところで出会った鴨松茸鍋。隣の名も知らぬ相席の美女が撮らせてくれました。おじゃましました。



↓これは別の店でのウニ焼。カロリー高そうです。




先日の夢――女優の●上和香さんとロケバスで一緒だった。私が「携帯教えてくれますか?」というと彼女は「いいですよ、090−67xx……」までは聞こえるんだけど、あとの四桁が何度きいても聞こえない。
そこで目が醒めた。

なんで彼女の夢みたんだろう…。



明日から3日間マジック漬けの毎日――その報告はまた後日。

--------------------------------------------2009/8/12
ジャズボーカルの吉澤のりピー、じゃなかった紀子から大阪土産のトランプをもらった。
「ボナさんかと思った」というトランプは下に掲載。確かに似てるなあ、このトランプの絵。


さて14日からの名古屋UGMワールドマジックセミナー コンベンションに向けてネタのパッキング。
東名高速が一部通行止めなので、今日、さっそく第一便を宅急便でだしました。
UGMの山本さんから「ゾンビはやってくださいね」というのでそのセットは送りました。

あしたまたパッキングして出そうと思う――というかまだ何やるか決まっていないので困っているところ。




しかし台風やら地震やら困ったもんだなあ。とはいえ本棚は固定してあるので少しだが安心だ。
今回の地震で家のものを止めておくだけで、被害が少ないということがわかる。
みんなもそうしておこう。

私はとびおきて玄関をあけにいった。

というわけで、来週の月曜まで更新はありませんので、よろしく。

←似てるなあ。。。

--------------------------------------------2009/8/9
うっかりしてました。
あした10日(月)昼間の2時から、横浜にぎわい座で
好楽ナポレオンズW親子会Vol、3があります。

つーことは、出演者は当然、好の助、王楽、ナポレオンズ、好楽です。

お時間がありましたらお越しください。夏休みですのでご家族連れでぜひどうぞ。

宣伝のみで失礼しますね〜。



↓都心のビルの谷間にきれいな新しい金比羅様があります。知らなかった。


--------------------------------------------2009/8/8
大麻や覚醒剤や変死事件やらドラッグやら――バカな芸能人が多すぎる。

芸能人は元来ハッキリいってバカが多い。

もともと手に職のないものが踊ったり歌ったり芝居をしたりして日々の金銭を得ていたのが芸能人のルーツだ。

一般社会にはなじめずまさにアウトローであったのが起源だからだ。

アホなことをいったりして笑わせても「話しはおもしろいんだが、仕事にヤツは使えないなあ」というような者が芸能界に生きる場所を求めたのだ。

もともと芸能というものは生活の必需品ではない。(神事での踊りや歌は別)

つまりただでさえそういうふうにみられている芸能人は、むしろ今の時代、しっかりマジメに生きなければならないのだ。
なぜならマスメディアの発展で、日々、注目されている存在だから。
へたをすれば一般人よりマジメに生きなければならないのだ。
「それじゃあ芸がつまらなくなる」という意見がありそうだが、それは昔の事。いまは時代が違う。

真摯に生きて自分の芸を披露して人々に夢と希望を与えるのが今の芸能人の立場。

バカな芸能人の行動のひとつに、有名になると傲慢になってしまうパターンがある。ビッグマウスというやつだ。
過去にもそんな勘違い芸能人が山ほどいたではないか。バカは自分自身をよく知らないのだ。

繰り返すが、芸能人はバカが多い――いいかえれば、バカが芸能人になる、とも言える。
――もちろん、その中にはこの私もしっかり入っているから、心して活動しなければならないのだ。

私なんざあ、腰が低い低い!(腰の位置ではない)

とはいえ、今回のいろんな事件、まじめに活動している多くの芸能人が迷惑をこうむったことには違いない。
困ったもんだ。






ところで自慢じゃないが、今月はすでに3勝。親知らずを抜いたからね。

↓はなしは違うけど、写真は漫画家のT井先生の好きなスコッチウイスキー、ノッカンドゥー。
ロケ地、錦糸町のバーA♭

『小さな黒い丘』――という意味らしい。なんとなく牧部かたる(エロ漫画家)風な雰囲気がする名前だ。。。
別の意味で、ノックして、そして、する(Kock and Do)、とも読めます。

――T井先生も好きだなあ、、、、、、、お酒が。

--------------------------------------------2009/8/4
先月は1回もカイロにいけなかったけど、お酒は三日抜きましたよ。自画自賛。

↓久しぶりにカイロにいくと先生から日食Tシャツいただきました。写真は胸元のデザイン。


白い細長いのはシミではなく種子島の形です。なかなか珍しいデザインですね。こんど着て歩こうと思う。





歯の第二期大規模工事をやりました。親知らずの抜歯です。

骨が頑丈でなかなかとれずに苦労しましたが(先生が)なんとか取れました。
抜歯するとき「バッシ!」という音が響きました。(ウソ)

今日はお酒が飲めません。

なんと、8月は2勝2敗です!





ところで、マジックのオリンピックといわれているFISM北京大会マニュピレーション部門で、加藤陽さんが1位をとりました!!素晴らしい!
いつか銀座小劇場にお招きしたいと思いますよ。

早く演技を見たい方は今月名古屋で行われるUGMコンベンションに出演します。
この大会、北京大会のクロースアップ1位と総合グランプリのマジシャンも出演するというすごい大会になってます。
あ、ついでといっては何ですが私もでます。詳細はこちらで→UGMコンベンション





↓最近飲んでるのが写真のボルビックレモン風味。


暑い時はおいしいです。普通のペットボトルより広口で飲みやすいですよ。
今日はお酒のかわりにこれで我慢しようと思う。

--------------------------------------------2009/8/1
ぎょえー!! もう8月じゃん! ――これぐらいの驚きでどうでしょう?



先日のジャマライブでピアノの野田さんが珍しい曲を弾いてくれた。

恋はフェニックス』という曲だ。グレン・キャンベルが歌ったな。懐かしい。いい曲です。

この邦題は素敵だ。なんだか恋は不死鳥というイメージだが、実際の英語のタイトルを見ると愕然とする。

『By The Time I Get to Phoenix』

『僕がフェニックス(地名)に着いた頃には』というタイトルだ。色気もなにもないのだが、詩の内容は悲しい。

彼は彼女と別れてその地を去っていくという。

――フェニックスに着いた頃、彼女は目覚めるだろう。そして「さようなら」というメモをみて、きっと笑うだろう、だって何度もしたことだから。

――アルバカーキに向かっている頃、彼女は働きにいくだろう。ランチの時電話をするが、誰もでない。

――オクラホマに向かっている頃、彼女は眠りにつくだろう。寝返りをうちながら僕の名をつぶやくだろう。そしてほんとに別れてしまったんだと気づき、泣くだろう。。。。

つー、悲しいラブソングなんだよな。

それに比べて同じ別れの歌でも、ユーミンの『ルージュの伝言』は女の陽気さと強さが表現されてて、なかなか面白いもんだなあと思う。日本の女は強い。

原題と邦題が違うのは映画が以前はそうだった。
「The Longest Day」が「史上最大の作戦」、は故・水野晴夫さんの功績だな。

今は原題のままが多いが、実は昔でも原題のままのもあった。
ヒッチコックの「サイコ」――この邦題がもし「マザコン男の殺人モーテル」と訳したらみんな見にいかなかったろうね。

マジックのタイトルは結構そのものずばりのが多い。

よく演じることがある「3本ロープ」はそのまんまや!

その長くなったり短くなったりするロープの原題は「Professor’s Nightmare」(教授の悪夢)
教授でも解明できないという意味。

人体交換をメタモルフォセス(変態←へんな意味ではない)というのもお洒落だ。

ちなみにナポの十八番は『頭ぐるぐる』だ。〜うーんよくできたタイトルだ。







三咲順子さんの「リア王」を見てきた。シェイクスピアは初めてだったが、迫力ある舞台だった。
しかしよく俳優さんは長台詞を早口でまくしたてることができるもんだなあと感心。

リア王の狂乱シーンを見て、黒澤映画の「乱」を思い出した。確かあの場面はリア王からとっているときいた。


一緒に行った堀内君に「演劇人は必ずシェイクスピアをやるのかね〜」「やりますね、仲代達也さんもそうですね」「マジシャンが鳩だしやりたくなるようなものか……」「うーんどうでしょう」

前衛演劇人なら必ず「ゴドーを待ちながら」をやりたくなるのと同じだろうな。
モロ師岡はコントで駅で友人と待ち合わせるという設定の前衛コント――「後藤を待ちながら」というパロディをやったことがあったな。実にばかばかしい。

今回リア王を見て感じたのは、いまだ演じ続けられているシェイクスピアは天才だったのだなあと思ったのと役者はセリフがよく覚えられるもんだと感心した。私なんざあ、マジックの手順すら覚えられないというのに……。